鉄道模型マニアとメーカー
鉄道模型のマニアともなると列車を制作しているメーカーも分かるようになります。さらには、その列車の作られた経緯や特徴、歴史なども分かってくるようになってきます。そうなると鉄道模型の楽しみはより大きなものとなります。例えば、この列車は天皇の行幸の為に作られたなどというようなことがわかると、その列車の存在意義もはっきりとしてきますから、よりその列車に対する愛着が湧いてきます。
炭鉱の労働者を運ぶためにつくられたなどというような場合であれば、この列車には当時の労働者がいろんな思いを込めて乗っていたのだろうということが想像できたりします。これも鉄道模型の大きな魅力の一つです。鉄道模型からは当時の人々の考え方や努力、想いなどを感じ取ることができるので、単に機械としての魅力だけではなく人が自分たちの生活をかけて制作したという当時の人の想いを感じることができるのが魅力の一つでもあるのです。
ですから、展示の時にはそうした昔の歴史や鉄道が作られた経緯などを一緒にして語るようにするのもいいでしょう。そうすることで、鉄道模型が単なる趣味ではなく、より高度な歴史の伝達に変わっていくことも出来ます。こうなると単なる趣味のレベルを超えているといってもいいでしょう。
鉄道模型マニアとルーター
鉄道模型は完成品を買えばすぐにジオラマに飾って楽しめますが、鉄道模型は製作を自ら行う事で作る楽しみや完成までの道のりの中で得られる感動や失敗などを体験する事が出来ます。製作においては、マニアとも言える人々が使用している工具類などを買い揃えておく事もお勧めです。例えば、模型製作の中では色々な工具が必要になって来ます。ネジを締める時にはドライバーが必要ですが、ドライバーはネジに合うものを用意しておく必要があります。
鉄道模型は小さなネジを使ってパーツを車両本体に止める事になるので精密ドライバーを用意しておくと良いでしょう。ランナーからパーツを取り外す時にはニッパーがあるときれいにカットが出来ますし、パーツを破損させない秘訣にも繋がります。尚、パーツに穴を開ける時や薄くプラ版を削りたい時に便利なのがルーターです。
ルーターはモーターの回転力を使って先端に取り付けている工具で穴を開ける、表面を滑らかに削るなどの工具で、鉄道模型だけではなく模型製作の中で便利に使えます。マニアの人が持っているルーターは、先端に取り付けるアタッチメントが数種類セットになっているもので、砥石のアタッチメントなどの場合、粗さが色々と用意してあるものを選ぶと仕上げする時にも便利です。