鉄道模型マニアのコンテスト
鉄道と言えばマニアの多い趣味の代表格ですが、そのジャンルは多岐にわたります。鉄道に乗ることを趣味とする人、鉄道写真を撮ることを趣味とする人、そして、鉄道模型を製作することを趣味とする人。
鉄道模型マニアの中にもジャンル分けが存在します。車両の模型を作るのが好きという人もいれば、鉄道の走る風景をジオラマにして作るのが好きという人もいます。模型のサイズ(縮尺)も幅広く、日本の狭い住宅事情を反映して、デスクトップのサイズでもジオラマのできる縮尺(NゲージやZゲージなど)もあれば、庭園に線路を敷いて人も乗せられるようなサイズや、車両のディテールまで実物そっくりに作り込める大型のサイズのものもあります。ご自身の趣味の方向性に基づいて選んでみましょう。
日本でいちばん一般的なのは線路幅が9mmの「Nゲージ」です。大手玩具メーカーはじめ、複数のメーカーから製品が出ています。JRはもちろん、大手私鉄やローカル私鉄、貨車まで、幅広く車両のラインナップがそろっています。ジオラマづくりには欠かせないシーナリー(情景)製作の商品や、建物、フィギュア(ジオラマに置く人形)にも数多くの商品があります。思い思いの商品を店頭で確かめ、自分なりにアレンジすることで、その人ならではの世界観を作りあげることができます。そうして作りあげた作品は、ぜひコンテストに出品しましょう。鉄道模型愛好家団体が主催するコンテストや、鉄道模型雑誌が公募するコンテストなどがあります。入賞し、メディアなどに取り上げられることになれば、それはきっと、人生の張り合いになることでしょう。
鉄道模型 KATO
鉄道模型マニアのコレクション
鉄道マニアの人が鉄道模型をコレクションする際は、実際の鉄道により近い状態とすることを目指します。例えば、新幹線でいきますと、16両編成の車両でしたら、新幹線の鉄道模型も16両編成で収集します。また、新幹線の全ての型式をコンプリートしたい鉄道マニアの人なら、ゼロ系の新幹線から700系の新幹線、そしてドクターイエローに至るまで、全ての新幹線をコレクションとして収集します。
新幹線に限らず、在来線や地下鉄におきましても同様です。同じ数の車両数で編成できるように模型を収集します。そして、東京メトロを重点的に収集している人なら、全ての路線の列車を収集します。人によって拘りの路線や鉄道の種類は異なります。特急列車ばかりを収集している人もいれば、SLを重点的に収集している人もいます。また、より身近な列車ということで私鉄の鉄道模型を収集している人もいます。
それらに共通して言えることは、実際の列車の車両編成に合わせて鉄道模型を収集しているという点です。車両数が少ないと、リアリティが無くなってしまうからです。リアリティを求めるが故に、車両編成は拘りたいところなのです。鉄道マニアの人たちは、このようにして鉄道模型をコレクションしています。
保管方法と注意点
鉄道模型を保管する時にはさまざまな事に注意しなければなりません。
多くの場合、鉄道模型はレイアウトしているだけではなく、ずっと飾る訳ではありませんし、大きさによってはケースの中に保管しておくのも難しいです。
保管方法として注意して欲しい点と思われているのが箱に入れたままにしない事です。既に一度飾られている方なら大丈夫ですが、購入した新品のままなら大丈夫かと考えてしまいがちですが、箱の中にはスポンジが入っていますので、長期的に置いておくとスポンジがボロボロとなり車体に付着、塗装を傷めることが多々あります。
熱によって周囲の発砲スチロールが溶ける場合もありますので、置くスペースがなく長期的に保存したい場合は箱に入れる場合でも、しっかりと模型を拭いて油を落としてから高級和紙に包むと良いでしょう。
もちろん保管する場所は高温多湿を避ける必要がありまして直射日光もよくありません。埃によって電動モーターが劣化する事もありますし、防腐剤や乾燥剤も入れて保管してください。
一度保管したらそのままにするのではなく定期的にクリーニングしてあげる事も大事でモーターが動くかどうかの点検も含めて汚れ落としも大切です。